ジムのトレーナーは資格が必要?ジムトレーナーになるための方法を紹介
この記事では、ジムのトレーナー、フィットネストレーナーやパーソナルトレーナーになるための方法を紹介します。
昨今、パーソナルトレーニングやフィットネスの業界に対する需要が高まる中、ジムのトレーナーを目指す人も増加傾向にあります。私自身は、トレーナーの資格を取得するために3年間学校に通い、学生の頃からフィットネスジムでのアルバイトを経験していました。
今はどのように活動されているんですか?
パーソナルトレーニングジムでの経験を経て、現在はフリーランスのトレーナーとしてパーソナルトレーナー・講師業・スポーツチームのトレーナーなどで活動しています。
何か資格を持っているんですか?ジムのトレーナーになるために「どのような資格をとっておくべきか」気になるので教えてほしいです!
はい、資格は6〜7つ程度もっています。資格についても後ほど詳しく、これまでの経験も踏まえて、当記事で「トレーナーを目指したい」と志す人に役立つ内容をお届けできたらと思います。
ジムのトレーナーは資格が必要?結論「なくてもできる」
結論、ジムのトレーナーは資格がなくても活動することは可能です。多くの大手フィットネスクラブや24時間ジムなどのジムエリアを見回っているスタッフは、恐らくほとんどが資格を持たずにアルバイト従業員として働いています。
ジムのトレーナーはみんな資格を持っているのだと思っていました。パーソナルトレーニングジムではどのような感じですか?
実はパーソナルトレーニングジムでも、資格をとらずに活動しているトレーナー(どのくらいの割合かわかりませんが…)もいてます。
パーソナルでトレーニングを指導するのも、フィットネスクラブでマシンの使い方を指導するのも、レッスンで団体・複数人に対して指導するのも、基本的な決まりとして、この資格を持ってないと指導できないという決まりはありません。
ジムのトレーナーになること自体、ハードルはそこまで高くはないということです。
カラダ・健康に関わる仕事として「責任」を持て
資格を持たずして活動できるとはいえ、好きしたい放題やっていたらダメです。
2023年5月ヤフーニュースで↓このような記事がアップされて、トレーナー業界では少し話題になっていました。
トレーナーから1対1で運動や食事の指導を受ける「パーソナルトレーニング」による骨折や健康被害が多発しているとして、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は19日、調査を始めたと発表した。
このようにトレーニングの指導中にお客様にケガをさせてしまうようなことは絶対にあってはいけないことです。骨折なんて考えられませんね。。
健康被害を起こしてしまったトレーナーが資格を持っているかは知りません。ひとつひとつの起こった状況もわかりませんが、担当しているトレーナーは最大限配慮して、まずは安全にトレーニングを進められるか確認すべきなのです。
どれだけ見栄えの良い最新の方法やトレーニングを提供したとしても、ケガをさせてしまえば、本末転倒です。
ましてや、パーソナルトレーニングでは、通常お客様ひとりひとりの目的やカラダの状態に合わせて、プログラムを組んで指導するというのが特徴なのに、リスク管理もできず、ケガをさせてしまうのは最悪です。
トレーナーはセッション中、お客様のカラダを預かっているという「意識」や「責任」をもって指導しないといけないと思います。
カラダのことは想像以上に複雑です。解剖学や生理学、ケガ・病気に対する知識、運動力学、栄養学など…カラダに携わる仕事をする以上、トレーナーは必要最低限、勉強しないといけません。
そして、一度勉強したら終わりではなく、常に学びを深めて最新情報などアップデートしないといけません。
最低限レベルを身につける上で資格勉強がおすすめ
最低限レベルを身につける上で資格の勉強をすることをおすすめしています。JATI(日本トレーニング指導者協会)やNSCAジャパンなどの代表するトレーニング協会では、資格を取得するために体に関わる様々な分野に対する知識を幅広く網羅的に学ぶことができます。
同じ業種となるトレーナー業界内でも、資格を取得していることだけで「信頼感UP」に繋がります。それだけの勉強をした証になるので。
ただ「資格を持っている=指導技術が高い」ということではありません。運転と同じ、免許を持っている人でも、運転が下手な人はいくらでもいます。
資格はあくまで最低限レベルの知識が備わっているかの判断要素と捉えておきましょう。